はじめましてメガネのバンです

はじめましてメガネのバン西川と申します。

 

当店は、メガネの産地である福井県の鯖江市の隣の

越前市で眼鏡小売店を営業しております。


もともとは、一次問屋といってメガネの卸屋さんに

メガネを卸す卸屋さんだったそうです。

 

ちょっとわけわかんないですよね。笑

 

私は、産まれも育ちも福井県の鯖江市で実家は、蕎麦屋を営業しております。
蕎麦屋には、近所のメガネ関係者も多く来て頂いております。

その関係もあり近所のダミーレンズ製造会社に就職しました。


ダミーレンズとは、

 

お店に並んでいる度付のレンズを入れる前に入っているレンズになります。

その後、紆余曲折あり今の会社に入社しました。

約5年程前に前の社長より、店舗を引き継ぐ形で私の代が始まりました。

 

鯖江、とくに私の住んでいる地域は、小さなメガネの工場がすごく多い所で。

小学校の同級生にも親がメガネの工場で働いている子や

親が工場の経営をしている子も多くいました。

 

日本のメガネは、一つの工場で一個の製品が

全て出来上がるのではなく、部品ぶひんで製造会社が
違う分業というスタイルをとっています。

 

ですので鯖江には、メガネ関係の会社が沢山できる事になるのです。

これが日本一社長の多い県が福井県だという理由になるんでしょうね。

ところがみなさんご存知の通りその鯖江のメガネ会社がすこぶる調子が悪いのです。

 

大きな工場から小さな工場まで

全盛期の約半分の数の工場が、閉鎖をしました。

 

先ほどお話しました通り鯖江のメガネ工場は、

分業のスタイルをとっていますので
これ以上工場が無くなっていくと

メガネが作れないという事態が発生してしまいますし

 

もうすでに一部のパーツは、海外から輸入している

という工場も出始めております。

 

その原因は、格安な海外製のメガネがメガネの市場を席巻した事でしょう。

なぜこんな事が起きたのか、それって多分僕ら

個人の眼鏡小売店のせいなんだと私は、考えております。

 

もちろん産地鯖江がこうなっただけで無くその原因を作った

私たち眼鏡小売店もその報いを受けております。

売上めっちゃさがったんですよ。泣

 

なので眼鏡小売店も子供に継がせず自分の代で

閉めちゃうっていうお店も多いんです。

んで話もどしますね。


格安のメガネ店が出始めてもなんの対処もせずに

その違いさえ碌に発信する事もなく
指をくわえて私達は、眺めていた訳です。

もちろん全部のお店じゃないですよ。

 

でも私達には、発信する手段もお金もなかったんですよ。

チェーン店の格安メガネ店ってすごいお金持ってるし

テレビCMガンガンやられるとどうしようもないんですねー。

 

そんで我々のような眼鏡店のなかにも

格安小売店に追随し自店にも格安商品を並べる眼鏡店がでてきました。

 

私も、同じ事をしました。

 

メガネが売れない理由は、格安メガネ店が近隣にできたからだ。
自店でもそれをしないといけないと。

 

でも、お客様に言われたのは、

 

「高くてもきちんとしてくれる

     ここのメガネを買うよ。」

 

っていうお言葉でした。

 

ここのメガネは、軽いし壊れにくい、

あそこのメガネ一回かったけど見えにくかった、
レンズの説明なにもしてくれなかったし選べなかった、

 

もちろんそちらの方が気に入られてそちらのお店に

通われるお客様もいらっしゃると思います。

それでも今お店に来て下さるお客様の事を

裏切るようなメガネやレンズを販売するのは、

やはり間違っていると考え


今ご来店いただいてるお客様に

最大限尽くそうと考え直しました。

 

それにやっぱり自分が売りたくない物を

安くても大丈夫ですよっていいながら売りたくなかったですし。

 

1つだけ勘違いされると嫌なので、

これだけは分かって頂きたいのは価格の安い小売店が
だめだとは考えていません。

 

一番嫌なのは、お客様に選択肢がない事です。

レンズセットのお店だとそれがどんなレンズか

簡単に説明するだけでちゃんとした
レンズの説明なんてあまりしてくれません。

 

だって説明したところで他に選ぶ事なんてできないですからね。

何処どこのメーカーの何々ってレンズいれて

っていった所で取り扱ってないんだから無理ですもんね。

 

そしてこれが私たち眼鏡小売店が失敗した大きな原因だと思っています。

以前のメガネ屋さんてまんまこのスタイルだった所が多かったと思います。

今でも、このスタイルを続けている眼鏡小売店さんあるみたいですが。

 

私は、フレームもレンズも自分が持っている知識を精一杯お伝えします。

その中でフレームもレンズも選ばれるのは

小売店側でなくお客様だと考えています。

 

そうすればなぜこの金額なのかというのも理解して頂けると思います。

良いモノを買えば高い、それって当たり前ですもんね。

 

しかしその説明が全然無かったとしたら

お客様にとってメガネってどこのも一緒で

高いお店は、ボッタクリとまでいかなくてもあそこは、

高すぎるよねーってなっちゃいますもんね。

 

なので私は、ここでメガネに対するきちんとした

知識を得て頂きたいと考えております。

 

そしてなぜ高いのか、なぜ安いのかきちんと

理解して購入して頂ける

そんなお客様になって頂きたいです。

 

さて私熱くなるとよく話が脱線してしまいます。


今回のリレーブログでお伝えしたかった事ですが


<私の地元が大変なので少しでも鯖江のメガネ買って下さい>

 

でした。

 

意味もなく高い訳じゃないっす。

鯖江の人が掛けてくれる人の事をすっごい考えて作ってます。

そんなメガネよかったら掛けてみて下さい。

意外とはまっちゃうかもしれませんよ。


北澤さんのマネしている訳ではありませんが
くれぐれも自分の主観です。

間違ってる部分とかお考えが違う事が

ありましても怒らないで下さいませ(^_^;)