メガネのフィッティングはメガネ屋さんの技術です。

こんにちは、はじめまして。愛知県半田市青山でメガネ店を営んでおります、

めがねCraft(クラフト)と申します。

 

何を書こうかな?


沢山有り散々悩みましたが、眼鏡店としての

原点について語りたいと思います。

 

このブログをご覧の皆さんは様々な業界でお仕事をされてるか、

同業の方々の訳ですが、「プロの仕事」として

その業界ごとの技術と言うのが当然有りますね?


仕事や品に対する質になる部分です。

眼鏡店に共通する技術の一つに、

「かけ具合調整」と言うのが有ます。


他業種では言えば例えば、美容師やエステの仕上げの巧さ、

医療関連の技術、ラーメン屋さんや様々な飲食店なら

仕込みの味や演出などに特徴などが有るのと同じ様に、

眼鏡店の共通の技で、基本の一つがかけ具合調整

つまりフィッティングと言う技術だと思います。

 

これは眼鏡が綺麗に製作出来るなどの機械的なものはさて置き、

お客様に直接働きかける技術なので、美容師さんで言う所の

カットや仕上げが上手い下手に関わる様な

そんな感じの眼鏡店の特徴だと思うのです。

 

メガネ屋さんには、


もちろんその前に視力検査等のある意味医療的な

とても大切な部分が有りますが、

その後にこのかけ具合調整がまだ控えている訳で、

それほど検査だけでは無い重要な仕事なのだと感じます。


全てとは申しませんが、


かけ具合調整は最後にメガネが仕上がった段階で

上手く調整すれば良いと言うものではなく

、視力検査後そのメガネの掛ける環境から

適切なサイズで魅力あるメガネをお選びになり、

そしてその環境に合う様に設計されたレンズをオーダーされる訳ですから、

 

少なくともプレフィッティング(仮かけ具合調整)をして、

更に遠近両用眼鏡なら近くをご覧になる位置まで

設計に反映させなければならず、それらの理由から、

大袈裟かもしれませんが、かけ具合調整は

各種装着レンズの機能に影響を与える

(ある意味見え具合を左右する)技術だと思います。


ですので例えば仮フィッティングされたメガネに

遠近両用レンズなどが入れば、仕上げに本調整して

合わせる訳ですから、かけ具合調整はとても重要であると共に、

いくら高価なレンズだからと言えども、

本来の性能を発揮出来ずにお渡しするなんて事にも

なりかねないと思います。

 

もちろん高価なレンズはそれなりの見易さの融通性は

有るでしょうが、高価なレンズの性能に甘えてはいけないのです。


フィッティングとは、レンズの性能をも左右する大切な「技術」。
検眼検査も、ファッションのご提案も、

多機能レンズのご提案もそして最後のかけ具合調整も

とても大切なメガネ屋さんの技術であり、

個店の特徴だと肝に命じて日々精進するばかりです。

 

こちらにいらっしゃるメガネ店の皆さんもそんな想いでしょうがね。

余談ですが、自店の名は自身の肝に命じる様、

日々の自覚や教訓としてCraft(職人)と命名したのです。
職人にゴールなんて有りませんから  (´∀`=)