何が出来るか

いきなりですけど、眼鏡屋が主人公のテレビドラマ、

映画ってほとんどないですよね。

子供たちのなりたい職業ランキングでも見たことありません。


悲観的な書き出しで、恐縮ですが
それも今の眼鏡屋の現実と受け止めなければなりません。

 

多くの消費者が思い浮かぶメガネ店といえば 
テレビなどマスコミに露出している、大型チェーン店、

低価格ショップというのが現状です。

 

それは、既存の、いわゆる街のメガネ屋にも責任があります。

小さな店は、価格、品ぞろえがよくわからない。
技術も店によってまちまち。

 

もちろんそれは他の業種にも云えることですが、
メガネ屋がその最たるものの一つと私は思っています。

でも最近は逆にメディアに取り上げられる小さな店もあります。


例えば飲食店。

 

仕事で稚内を離れると、ほとんど外食になりますが、
私はチェーン展開しているような店にはほとんど行きません。
地元の人が利用する、小さなお店を選びます。


当たりはずれもありますが、流行っている店の多くは
オーナーのお客様に対する姿勢が伝わってきます。
喜んでいただこうという気持ちが、料理に、雰囲気に
現れ、そして掃除が行き届いています。

 

「人のふり見て我が身を直せ」他界した祖父が良く言っていた言葉です。

お客さまに喜んでいただき、役に立つ仕事を続けていくためには
当たり前のことを当たり前に、そして地域や時代に合った技術を
身に着けていかなければなりません。

 

それはどんな業種にも共通していることだと思います。

小さいから出来ないと言い訳するより、
小さいから出来る可能性を探すほうがおもしろいと思うから
このMOREという共同体が立ち上がったのだと思います。

 

いつも見てる、見られている、同業者同士が緊張感を保ち
自分はこの中でどんなことが出来るだろうと考え発信することが
自店のため、この共同体のため、しいてはメガネ業界の向上に
なると信じています。

 

いつか吉田類みたいなキャラクターが酒場でなく、
メガネ店を放浪するような番組が出来ることを夢見て...

いささか的外れな雑感、長文失礼いたしました。