利き目(片目)偏重って言う症状知ってますか?

利き目(片目)偏重って言う症状知ってますか?
遠近感(立体視)に関わる負の習慣ですが…。

 

人には利き手、利き足など生活習慣上

よく使う手や足などと同じく、

目にも「利き目」というのがあります。

 

昨今はパソコン以外にもスマホやタブレットなど、

より手元に近い場所で見る画面の小さな端末が

かなり普及していて、多くの方々が近見視に

対する問題を知らぬ間に抱えています。


その原因の一つに「偏重」と言う見方があります。
偏重とは、手元を見る上で両眼であろうが

片目であろうが2次元画面で見る上で画面の

立体的変化は分かりにくく、

 

その為に両眼を内よせする負担を回避する為に、

楽な視線である真っ直ぐ又は端末を見る方の

目の前に持って行き見る事で、

 

本来端末が2個に見える(複視と言います)のを

避ける為に片目をいわゆる「開き目くら」(抑制と言います)

にして結果一つのスマホ端末を見るという変な見方、

負の習慣が原因の見方かと思います。

 

そしてその負の習慣の見方が無意識のうちに

遠方にも引き続き起こり、結果両眼を使って無いので

立体視していなく、遠近感覚が的確につかめず、

場合によっては自動車の側方や距離が掴めない

箇所をぶつける等の支障をきたす訳です。

 

怖いのは本人にその自覚症状がない事。


ですから、


セルフチェックは…


例えば、遠方にある電柱などの対象を注視しながら、

両眼のすぐ鼻先に人差し指かペンなどの棒をかざした時、

遠くの電柱を注視している訳ですから、

眼前の指や棒は2本見えているのが正常(生理複視と言います)です。

 

それが例えば、注視している電柱の右側しか

指や棒が見えない貴方は右目を使ってません。

つまり遠近感が取りにくいはずです。


当店にも結構いらっしゃるので、

試しにセルフチェックしてみて下さい。

 

解消方法は、

 

電柱を注視→目の前の棒又は指→電柱注視とゆっくり、

 

遠く、近くにピントを合わせる目の調節運動を

しているうちに、電柱注視中に目の前の視線上の

棒又は指が二本見えて来れば、抑制解除です。

 

ポイントは電柱→棒又は指を交互に

ゆっくり意識して見て下さいね。

負の習慣にご注意あれ