頭の傾きとめがねの関係

前回はめがねと目の位置についてでしたが、

今回は、めがねと身体姿勢について述べていきます。

 

このタイトルにしたのも、身体姿勢に問題があると

レンズの加工ならびにメガネの調整も

いろいろと考えないといけなくなるからです。

 

実際に処方・調整した経験をここでご紹介させて頂きます。

 

お客様は30代の男性


座って仕事をしていることが多く、

起きている時間の内、9割を占めているそうです。


座っている時は分からなかったのですが、

立って店内のメガネを選んでいる時、

姿鏡に写るお客様を見ていて気がついたのですが、

右目が左目より高さの位置が違う事に気がつきました。

 

そこで、立っている時と座ってパソコンや新聞など見ている時の

目の高さ位置を計測してみたところ、

 

立って計測、左目より3ミリ右目が高い。

 

座って計測、左目より約2.5ミリ右目が高い。

 

これには、誤差も考えられる。

 

そこでレンズを加工する際注意が必要になります。


左右高さ違いの平均をとるか?


計測値そのままの高さで加工するのか?

 

重要なのは、レンズの中心点(光学中心)と

目の中心点を合わさないといけません。

 

左右の高さの差と度数の強さによっては

1ミリのズレが見え方(映像)に大きく関わります。

 

平均値をとるか左右差をそのまま反映していくかは、

目の測定の仕方や掛け枠での検証など行う事が必要になります。

 

要するに


「あくまで映像を両方の視線で捉えているか」です。

 

メガネを作るには、個人差がありますが、時間がかかるもの。
その日に検査して30分待ったらすぐ掛けて帰れる。

出来れば、すぐに掛けて帰れる方がいいでしょう。

 

果たしてそれだけでいいのでしょうか!
見え方はとても重要ですよ。
最近、リアル店舗で接客していてつくづく感じており

こちらで述べさせて頂きました。ありがとうございます。