偏光レンズの性能を最大限に引き出すレンズ加工

偏光という名前を聞いたことがある方は多いのではないかと思います。

釣りで水面の反射を抑えて水の中まで見える、

 

それが偏光という機能を持ったレンズを搭載したサングラスです。

この偏光レンズというのはレンズとレンズの間に偏光膜という

特殊なフィルターを挟み込み、

それによって偏光という反射を抑える効果を持たせ、

 

例えば釣りで水面を見た時、

雪道運転で雪面反射を抑えたり、色々なシチュエーションで

目を疲れさせる要因の一つだと言われている反射光を

軽減できる唯一のレンズです。

 

現在この偏光レンズというのもたくさんの数があり、

色々なレンズ会社様がリリースされております。

 

価格的に手ごろなものもあれば、

とてもクリアで鮮明に見せてくれるもの、

反射光をハイレベルで軽減してくれるものなど、

その種類は多岐に渡ります。

 

もちろん度数が必要な方には度付きの偏光レンズ

というものもありますし、度付きレンズまで入れれば

その数は無数になるほどです。

その偏光レンズですが、工場で偏光レンズは製造され、

そのレンズが丸い状態で私どもメガネ店に納入されます。

 

そしてそのレンズを用い、私たちメガネ店やお客様に

お選びいただいたフレームに合わせて切削し、

フレームにセッティングして偏光サングラスを完成させるという

工程を行っていきますが、

 

このフレームにレンズをどのようにセッティングするかで、

偏光レンズの性能をより引き出すことが出来ます。

 

まず前述させていただきましたとおり

 

偏光レンズとはレンズとレンズとの間に偏光膜という

とても薄い膜が挟み込まれています。

通常のメガネレンズであれば

フレームでレンズをしっかり全体を抑え、

フレームに固定していきますが、

 

これを偏光レンズでやってしまうとレンズがフレームに

押されて中の偏光膜にヨレが生じてしまいます、

ヨレが生じるとその部分の偏光性能が低下してしまいます。

 

それではどうすればいいかと言えば、

レンズにフレームがなるだけ押されないように

小さくすれば偏光膜に干渉することは少なくなります。

 

ですが今度はそうするとレンズが

フレームから外れやすくなってしまいます。

 

あっちを立てればこっちが立たず。

その問題を解決するために、金栄堂ではまずレンズを

やや小さく切削し、その後フレームとレンズとの間に

特殊な樹脂を流し込みフレームとレンズを固定します。

そうすることでフレームからレンズが外れにくく、

それでいて偏光性能を落とすことなく、

理想の状態で偏光サングラスを作成出来ます。

 

こうして作った偏光サングラスは反射光をしっかりと軽減し、

とても鮮明な視界を映し出してくれます。

金栄堂が偏光サングラスを使われる方に、

より鮮明に、より美しく、より快適な世界をお見せします。

 

金栄堂HP