深視力でお困りの方。

群馬県富岡市、めがねのカムイです。

 

眼鏡屋さんでよく言われますのが

 

「免許更新が近いので心配だからメガネを作りたい」

 

というご相談です。これはもう商売的には

うれしい限りでありがたいことなのです。

 

さて、これがお若い方ならあまり問題ないのですが、

ご年配・・・いやご高齢の方となりますとそう簡単にはいきません。

 

昨今のニュースでも見聞きする

高齢者の引き起こす交通事故のこともあり、

実は私も神経質になってきました。

 

お店の測定でさらっとよい視力が出ない場合は

必ず眼科受診を促します。

(今日もおひとりのお客様にお引き取りいただきました)

 

それどころか認知症と思われる受け答えのご老人も

たまにおられるのでこれには対応に苦慮させられます。

 

直近で思い出す二件の事例。知人の近所にお住まいの方。

視力検査中にひらがなの視標を読んでいただくように

お願いしたところ

 

「あれ?これなんて読むんだっけ?

見えるんだけどなんて読むのかわからない」

 

というやり取りを繰り返すことになり、

メガネの作成はやめて一時様子を見ることに。

 

その数か月後から徘徊が始まったとのことでした。

もうひとつの事例は、近所の別のメガネ屋で

不本意な高額商品を売られてしまい、

仕方なく支払って後日出来上がった商品を取りに行ったら

 

「そんなものは知らない」と追い返されたというご相談。

 

そんな新宿のボッタクリバーまがいの売り方をする

ところなど聞いたことがないなーといろいろ話を聞いてみました。

 

結果的には、話せば話すほどに支離滅裂な内容になってきて

 

「これは認知症ではないか」と疑わざるを得ない状況。

 

最後のほうでは買ったものはメガネじゃなくて

「巻物だった」と言い出す始末。

イマドキは忍者だって巻物はいらないと思います(笑) 

 

私がこれらの方々を軽々に認知症と断ずるわけにはいきませんが、

こういうご高齢の方は少なくないと思います。

 

どんどんご高齢の方が増える世の中ですので、

MOREの皆さんのお知恵も共有しつつ

今後の運営の参考にさせていただきたいと思います。

 

どうぞよろしく。