ちょいっとひと手間 パート5

福井県の「メガネのハートランド武生店」の丸山です。

 

ちょいとひと手間は、ユーザーさんの見えない部分にも

ちょいと手をかけて快適なメガネを制作している裏側を紹介いたします。

 

第一弾は、見えないネジの部分に

嫌気性のネジ止めを施す事を紹介いたしました。

 

第二弾は、目には見えないレンズの「ヒズミ」について

 

第三弾は、レンズの「ヤゲン裏」

 

第四弾は、「レンズのコーティング」

 

今回「第五弾」も目には見えにくい部分です。

 

今回は「超音波洗浄機」

 

たぶん日本の眼鏡小売店で、超音波洗浄機を設置していない

眼鏡屋さんは無いと思いますが、

容器の中に水を張って超音波の振動を水に伝導させ、

布等では拭き取りにくい、

レンズとフレームの隙間等の汚れを浮かび上がらせる機械です。

 

水に漬ける事によって、レンズ表面の砂ぼこり等も流れ落ちる為、

レンズのキズの第一原因である拭きキズの抑制にも効果的です!!


上の写真はパワーもヘルツも、そう強くない家庭用です。

「鏡面活性剤」いわゆる中性洗剤を入れる事で、

汚れに吸着・界面張力を下げて再付着防止になります。


皮脂汚れが凄い時は、アルカリ洗剤(固形石鹸)を

ぬるま湯(20度以上)と共に入れて、

超音波洗浄すると皮脂汚れが溶けてくれます。

 

アルカリ洗剤は、レンズのコーティングも

溶かしますので必ずレンズは外してくださいね。

 

アルカリ性の温泉も皮脂の汚れを溶かして

皮膚はツルツルになりますが、

眼鏡レンズは悲鳴を上げてますのでご注意下さい。


家庭用超音波洗浄機のパワーはそう強くないですが、

毎日水に漬ける事により、砂ぼこり等を落とし、

静電気等も放電して、

目に見えない隙間の汚れも落とすので、お勧めです。


ユーザーさんの見えない部分に焦点をあてたシリーズですが、

いよいよネタが枯渇してきました・・・

色も4色あって、とてもかわいいです!!!
(最後は宣伝で!!!)