ブルーライトカット関係。

どうも。群馬県富岡市、めがねのカムイです。

 

今や当たり前になりつつあるブルーライトカットレンズのお話です。

ま、これも突き詰めますと学者さんレベルの話になっちゃいますので

そこまでいかない一般レベルの考察だとお考えください。

 

先日、ご来店いただいたお客様からこんな質問をいただきました。

 

「ぶっちゃけブルーライトカットってどうなんですか?」って。

 

質問の前段として、このお客様はお仕事でPC画面を見ることが多く、

どうも最近疲れてしまう・・・というお悩みがあったのです。

 

そのうえで、ブルーライトカットはどうなのか?

というお話しなんですね。

 

私の答えはこうです。

 

「紫外線は眼に悪いということはよく知られていますが、

レンズメーカーさんなどの研究でブルーライトも

眼によくないということが分かってきました。

青や紫の光は紫外線のすぐ隣の波長の光で、

やはりエネルギーの強い光だそうです。

加えて最近はPCに始まりテレビもLED照明も

スマホも何でもかんでもブルー光を

じゃんじゃん眼に浴びせてきますから、

その意味でなるべくブルー光をカット(弱める)

するのは目にとって有益でしょう。」

 

ただし「ブルーライトカットでPC・スマホが楽々見える」

 

というのはちょっと違います。

PCやスマホが楽々見えるためには、

焦点と左右眼の向きを考慮に入れた

レンズ度数の設定が必要なもので、

ブルーライトカットをすれば

PCが楽に見えるわけではありませんよ。

 

ブルーライトカットのほかにもUV420カットなど

いろいろな波長コントロールのレンズがありますが、

 

言ってみれば

 

「今後、眼の調子をなるべく悪くしないように

(眼病予防として)ケアしておきましょう」

 

という性質のもので、このレンズで見れば

楽によく見えるわけではないのです。

 

このお客様は、お話ししている中で

「ブルーライトカットのレンズにすれば

PC仕事が楽にできるのかな」

 

とお考えの節があったので、

私なりのブルーライト関係の考えをお伝えしたわけです。

企業CMではそれさえ使えばすべて解決するように聴こえますからね。

 

PC仕事を楽にするためには作業距離にあった度数設定の

メガネを作ることが先決で、ブルーカットやUV420カットは

オプションとして眼の健康を守る・・・

というスタンスが私には一番しっくりきますね。

 

どうぞよろしく。