自店での修理。

当店ではフレームの修理を
できる限りしています。


踏んだりして、大きく変形したフレームの調整。
金属のロー付、アセテート(プラスチック)

フレームの丁番折れの埋め込みも受けます。

 

原則として当店でお買い上げいただいた品に限りますが
他店のメガネも状況に応じて応急処置は致します。

 

これらの修理は先代からやっていたことで、
セルロイド全盛の60年代は丁番の埋め込み
70年代合金メタル台頭に合わせてロー付と
修理の工夫を積み重ねてきました。

 

これはまだメガネが高価で、多くのお客様がスペアを
持っていない時代だったこともあります。

 

農業、その中でもほとんどが酪農
そして漁業と第一次産業が中心の宗谷地区では
メガネも仕事の際の破損、劣化は都市部より多いと思います。

 

メガネが壊れると、そのことよりも
仕事ができないという事でご立腹のお客様もいました。

 

そんな時、その日のうちに修理が出来、仕事ができるように
なると、多くの方のお怒りが収まります。

 

さらに「やっぱり予備のメガネも必要だ」と

新たな商機も生まれたりします。

 

ただ、メタルフレームの素材がチタンに

なった時は苦労しました。


熱を加えると、すぐ酸化して表面が黒くなってしまいます。
でも試行錯誤を重ね、今は実用に耐える強度はあります。

しかし当店の修理は、いわば母親のつくろいのようなもので
修理専門業者のような完全は表面処理はしません。


ですから価格はリム切れでも

500円(当店お買い上げ品)くらいです。

 

今は安価なメガネも多く複数所持されている

お客様も多くなりました。

 

それでも愛着あるメガネを修理して
部屋着感覚で、作業用として、お使いいただいて
いるお客様も多く、地元のメガネ屋としてこんな仕事も
役に立っているのかなと思います。

 

コメントをお書きください

コメント: 1
  • #1

    メガネの太陽堂 (土曜日, 27 7月 2019 13:48)

    社名が無かったので失礼しました!