100円均一老眼ユーザーに物申す。

100円均一老眼を使用する旨のお話を何度かお聞きしましたが、

使われる方々の意識の相違が気になりしたので、

こちらのblogにてお話させていただきます。

 

まず、こちらのサイトにいらっしゃる

プロの眼鏡士の皆様の「総意」

と勝手に判断してお話ししますがご容赦ください。


●メガネは医療補助器具である事。
●皆さんが使ういわゆる「老眼鏡」は

皆さんが本来自身の筋力コントロールで

抑えられなくなった部分の手助けとして、

使われる方々のレンズの度が処方されている事。
●眼鏡士が処方する老眼鏡とは、

ただ手元のピントがハッキリするだけのものではない。
●安いから壊れてまた買い直すの繰り返し。

結果、未来に視力不良改善に余計な経費がかかる。

 

さて、難しい話になりますね。

 

要は皆さんが当たり前に手元を見る行為が永久のものではなく、

衰えで支障をきたす部分を眼鏡士が

個別に判断して処方差し上げているものなのです。


それはただ手元のピント問題だけではなく、

目の中の制御、調節機能の補助だと話すと、

皆さんはピントじゃない?とお思いになるかと思います。


では、ピントって何?

 

ピントとは虫眼鏡を使って太陽の光を

レンズを通して円錐状に光の点に結像させる事です。


では、人の目のレンズは円錐状に

光が網膜に結像させる事が出来るでしょうか?


答えはNOです。


何故かと言うと、人の目の中に格納される多彩なレンズは

ロボットの様な人工的な形状ではなく、楕円だからです。


楕円?


縦と横の直径が違う丸が楕円。
つまり縦のピントと横のピントはずれています。


その「差」が乱視という表現の度数なんです。


だから、人の目の楕円の形状はそれぞれ。強弱もあります。


人のピントは既製品の球面度数だけでは解消出来ないのです。

また、乱視は年をとると出てくる、

などとよく言われますが、元々自身で若かりし頃、

目の中のレンズの楕円の形状を丸く力で握って

抑えていただけだと考えれば、

 

年をとって力が弱まり握れなくなり

更に経年劣化で固くなったレンズの形状が

本来の姿の方向に戻っていく。

 

そんな感じだと理解され、その抑えられない楕円、

ピントの負担を乱視矯正レンズで

サポートしてると思って頂ければ、

 

ただ単に球面レンズのみでは残された力を

うまく発揮させられないという事をご理解下さい。

乱視矯正とは自身の力の制御の足らない部分だけを助けます。

 

だから首筋や肩のコリが緩和すると言われるのです。

だからただ球面度数のピント調整で

濃く見えたとしても綺麗に合わないのです。

 

音で言うなら大音量なだけなのか、

静かな場所でイコライザー制御された音を

繊細に聞くかどうかです。

 

前者の聴力は難聴になり、

後者は聴力の精度が上がる、です。

 

目もまた同じ。


では衰えたあなたの目の能力を

大雑把に合わせるとどうなるか?


ある方は、とても細かい文字をハズキなどの

拡大鏡で拡大して見るとも話されましたが、

 

そもそも「近視力」が駄目な環境で

拡大しても見えるにしても悪化します。

これは先の音や臭覚の香りで表現すれば分かりやすいですね。


何故老眼鏡をかけるのか?老化した機能を更に悪化させると、

若い方なら比較的回復は早いのですが、

年をとるとお治しするのが大変になるのですがネ。(^◇^;)