立体視力 脳の構造で個人差。

去年の暮
朝日新聞に気になる記事が掲載されていました。

 

立体視力 脳の構造で個人差


視覚情報から遠近感

両眼で見た情報をもとに立体的な遠近感を得る「立体視力」
が優れた人は、脳内で神経細胞をつなげている「線維束」の密度が高い。


との記事ですが


「立体視力は個人差が大きいことが知られていた。」


とあります、日々両眼視検査に携わっている
我々にはよく実感することです。

次に記事には、簡単に、実験方法を説明しています。


曰く、あらかじめ立体視力を測定した
被験者19人(たった19人かいっ)について
MRIで脳の特徴を調べたそうな。
その結果立体視力の高い人は脳の離れた場所どうしを結ぶ線維束のうち
右側後部の密度が高いことが分かったと。

 

さてここで、気になることが。
先ずは果たしてこの被験者全員が正視だったのか?
もし眼鏡やコンタクトレンズを使用していたのなら
どの程度正確に作られていたのか?


眼位の異常は無かったのか?
等々気になる点は多々あります。

最後に「立体視力になぜ個人差があるのかという

仕組みを明らかにすることで映映像術の開発につなげたい」


とありますが


もし、その技術、眼鏡にも応用できれば、眼鏡の新しい世界が広がり
運動能力や運転技術、学習能力の向上などに貢献できるかも。