乱視が矯正しきれない?と言われたお客様が来られました。

どうも。めがねのカムイです。

またまたお客様からの実例です。

 

これもメガネ屋さんならけっこう

ご経験のあることと思います。

 

お客様から視力の相談で、

 

私には乱視があって今までいろいろな

メガネ屋さんで見てもらったけれど

 

『あなたは乱視が矯正しきれないので視力が上がらない』

 

と言われているんだよ、と言われることがあります。

お客様に深い知識はないですから、

そうなのかと思ってしまうでしょう。

 

私の経験ですが、そういうお客様の中に斜位(隠れ斜視)の人が

けっこうおられます。自分は乱視が矯正しきれない眼なんだと

思っておられる方も私はその情報を取り払って

視力を測定してみます。

 

むしろ「本当にそうかな?」と思って調べますね。

 

そうするとブレたようなズレたような見え方の原因は

「両眼の視線がズレていること」であることが散見されます。

 

もっと細かくその方の主訴をお聞きしてみると

 

「新しい度数のメガネに変えて見るたときに、

  最初のうちはよく見えているように思えるが、

    だんだん見づらくなる。例えば午前中はいいが、

      午後からは見づらくなる」

 

というようなことも言われます。

 

これって、時間の経過とともに右と左の視線を

ひとつに合わせていられなくなるということを意味していますね。

 

この方は結果的には上下の斜位(隠れ斜視)のある方でした。

それを補正するプリズムレンズをお試しいただいたら

 

「こういうことだったのかー!」

 

と驚いてくださったのを今も思い出します。

ブレがなくなるだけでなく精緻な立体感も向上するからです。

乱視は、細かく調べれば多少誰もが眼の中にあるものですが、

 

それを逃げ道とせず常に別の角度からも

原因を探りたいものです。