37才、PCを8時間の毎日

昨日いらしたお客様は、37才、

男性で一日のノートPCで8hの作業、

グラフィックとテキストを半々
くらい扱うお仕事だそうです。

 

今回の眼鏡のコンセプトは決まっていますか?

 

とお聞きすると、

 

「運転もするし、近くも良く見る。

  ですからその中間の度数にして貰えますか?」

 

と仰ります。視力を目一杯だすと2.0まで出ました。

視力という観点からは素晴らしい眼だと言えます。

ですが、近く重視の生活だということですから、

1.2、二段階近視を弱く設定しました。


更に近くを見る時に更に弱い度数にしてみると、

より見やすいと答えられます。

 

そこで提案したのが、NIKONのシフトオンというレンズです。

このレンズであれば、遠くは1.2近くは0.9程度の度数設定に

上から下に変化します。最近ではこういったレンズを
アシストレンズとか、サポートレンズと言います。

 

上から下への度数の変化をより大きくしたものが、

いわゆる遠近両用レンズなのですが、
今回のシフトオンは、その練習用レンズとも言えます。

 

今回はこの度数を上下に変化させるにとどまらず、
プリズムという度数も入れています。

 

これは遠くも近くも固視ずれという状態が起こっていた為に
プリズムを入れると判断し提案させて頂きました。

皆さんは少し驚くかもしれません。

 

37才という年齢で遠近両用レンズの様な

レンズを提案されたことにです。


でも、このお客様に老眼って

いくつくらいでなると思いますか?

とお聞きすると、

 

「50才くらいですか?」

 

と答えられました。

 

実は、老眼の定義って曖昧で、

明確に答えるのは難しいのですが、
NIKONのセミナーデーターを引っ張りだして見ると、

 

人は

40才で老眼になり、

 

45才で老眼を自覚し、

 

50才で初めて老眼鏡を作るそうです。

 

この様に40才から50才までタイムラグが存在します。

そしてこの間を辛抱タイムとたった今名付けましたが、
この辛抱タイムに何が起こるのでしょう?

 

先ず最初に見えないな、と感じ、

対象物を遠ざけてみるでしょう。


その次は、遠ざけるにしても

手の短さに限界がありますから、
今度は近視系の方は、

眼鏡を外しておでこに乗せてみます。

町を歩いていても、そういった仕草は良く見ますね。

 

一日に二回、そして三回四回と

日に日にこの眼鏡の掛け外しは
増えていきます。

そして耐えきれなくなった人で良い眼鏡屋さんと
出会いがあれば、遠近両用レンズを勧められるのです。

 

良い出会いが無かった人は、

百均の老眼鏡かホームセンターの老眼鏡を
自ら掛け比べしながら、それをチョイスします。

 

そして百均で手に負えなくなって

初めて眼鏡屋さんの出番です。

百均やホームセンターの老眼鏡には多くの問題があります、


本来はパーソナルに合わせるべき、眼鏡を出来合いで
作るのですから、無理が無い方が珍しいのです。

 

何しろ、老いと戦うかのように、


老眼鏡に頼らず、そして生活の質や

作業効率を下げて暮らしている様を
僕は勿体無いと感じています。

もっと効率よく作業をして、


そして仕事を早く終えてプライベートも

充実する方が余程豊かな暮らしだと思うのです。

やせ我慢にも程があるという事なのです。

 

ではそんな老眼に対する対策として、
MOREではMORETUBEチャンネルという

YouTubeチャンネルを開設し、
初回の動画をアップしました。

 

是非皆様もご覧になってみてください。